株主提案4

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株主の皆様から寄せられた提案です。

1(株式の相続方法を分かりやすくした上で、株式の相続の際に特典をつけて長期株主を増やす。)

 ●現状の問題点:たもかくは設立されてから年数が経っており、株主の年齢構成が上がってきていると思います。
特に会社の創業時に株主になった人は、株式分割や有償増資を経て多数の株式を持っている人が多いと思われます。
多数の株式を持っている人について相続が発生した場合、相続人がたもかくの株式を持つメリットを感じなかった場合、相続人から多数の株式を投げ売りされる可能性があり、多数の株式が投げ売りされると、実質株価と会社募集の株価の間に大きな乖離ができることになり、会社募集の株式が売れなくなる大きな要因になると思います。
また、実質株価が下がると株式を保有している株主の不満が高まる要因になると思います。
今後、時間と共に多数の相続が発生すると予想されますが、株式の相続の際に、株式の売り圧力を緩和することができれば、会社の発展材料になると思います。
(具体的な方法)
(予想されるメリット)

この提案に対するたもかく株式会社の対処と方針

提案ありがとうございます。
現在株式の所有者が亡くなったのに相続手続きが取られていない株主が10名ほど把握しています。
相続人さまのプライバシーにも関わることなので、こちらから株式の相続手続きを勧めることはせずに問い合わせのあったときに、できるだけ分かりやすく手続きの説明をするという対応をしてきましたが、
手続きの説明をホームページに掲載することを検討したいと思います。

2(ログハウス建築の受注を増やし、みんなの森協同組合の収益を増やす)

 ●現状の改善点:ログハウスの建築を受注できれば、みんなの森協同組合の収益を増やすことができると思います。一般の人はログハウスの注文はどのようにやるのか分からない人は多いと思うので、分かるようにすれば、受注の可能性は高まると思います。 (具体的な方法)

この提案に対するたもかく株式会社の対処と方針

たもかく株式会社と共同で事業を進めているみんなの森協同組合では、
これまでに布沢地区、長浜地区いこいの森バンガローなど20棟のログハウスを建築してきましたが、
多くのお客様は木材をふんだんに使った、新建材を使わない家であれば、
ログハウスではない在来工法の建物でもログハウスに求める満足を得られるのではないかと感じています。
ログハウスは建築基準法上開口部が広く取れないことや風通しが在来工法よりも劣る傾向が強いので、
お客様にはログハウスと同等かそれ以上に木材をふんだんに使った在来工法をおすすめしています。

3(学校法人きのくに子どもの村学園の誘致交渉をして、たもかく所有地にきのくに子どもの村学園の学校と寮を建ててもらう)

 ●現状の改善点:只見は、首都圏から車で来ることができる範囲にある場所で、四季がはっきりある国内有数の地域だと思います。人を呼び込む方法としては、観光や、セカンドハウス販売、山荘販売等がありますが、それに加えて学校を呼び込む方法もあると思います。公共交通の便からみると、通学が前提となる普通の学校は人が集まりにくいので誘致は難しいと思います。通学が前提とならず、寮から学校に通うしくみの学校であれば誘致の可能性があると思います。  ●学校法人きのくに子どもの村学園について(http://www.kinokuni.ac.jp):1992年に和歌山県橋本市でスタートした文部科学省から学校法人として認可された自由な学校です。自由な学校というのは、教科書やテストがなく、普通の学校と異なるところからきています。学園の基本方針としては、自己決定の原則、個性化の原則、体験学習の原則があり、独特の教育方針がとられています。2月に、学校法人きのくに子どもの村学園の南アルプス子どもの村小学校の見学に行ったところ、活気があり、同時に見学に来ていた人の中には3時間程度かけて見学に来ていた人もいました。学校法人きのくに子どもの村学園は、生徒数の増加に伴い、各地で学校の設立が相次いでいます。  ●誘致することのメリット (具体的な方法)
  • ・学校法人きのくに子どもの村学園に連絡をとり、只見は四季がはっきりある国内有数の地域であることを説明して、学校候補地を見にくるように学校関係者に促す。
  • ・学校候補地になりそうな自社所有の土地をピックアップし、学校関係者が学校候補地を気に入ってくれたら、土地を譲り渡すか、または、貸し渡す。
  • この提案に対するたもかく株式会社の対処と方針

    森林空間を使ったボーイスカウトや学校教育、
    地域活動の場としてたもかくの森を使ってもらうことはこれまでも積極的に受け入れてきましたが、
    今後も果たせきかけがあれば受け入れるというだけでなく
    、こちらからもそういうニーズを掘り起こす活動をしていきたいと考えています。

    4 (たもかく社有地の地下水の水質と、地下水に何らかの機能があるかどうか調べる)

     ●現状の改善点:会社が成長するには、収益を上げる必要があります。定期収入を得ることができれば会社の財務が安定します。只見には豊富な自然があり、豊富な地下水があります。社有地の地下水の水質が良ければ、地下水を取水販売して定期収入が得られそうに思います。常和の命水のように、国立信州大学等の教授が検証して、人間の老化を促進する「活性酸素」を分解出来る「酵素」を含んだ大変に珍しい水等として認定されれば、リピーターがつくような需要がでるように思えます。  (具体的な方法)  ●地下水の水質に何らかの機能があった場合のメリット

    この提案に対するたもかく株式会社の対処と方針

    水の利用に関してはこれまで南会津地区内では桧枝岐村が商品化したり、
    只見町のとなりの金山町の大塩温泉地区で炭酸水の商品化、
    玉梨温泉地区で豆腐作りに使われている例などがありますが、
    商品化は設備投資の面で大きな負担があり、競合の問題も発生します。
    慎重に検討していきたいと思います。
    自社で手がけるよりは先行して手がけている檜枝岐や大潮の炭酸水などの宣伝や告知に務めることで、
    自社が手がけたのと同じような効果を得たいと考えています。

    5 (たもかくのホームページにセカンドハウスや移住情報を載せて見込み客を取り込む)

     ●現状の改善点:セカンドハウスの販売や移住用の山荘販売が増えれば、会社の収入は増えると思います。たもかくのホームページに見込み客を引き寄せる情報を掲載することにより、セカンドハウスの販売や移住用の山荘販売は増加すると思います。  (具体的な方法)

    この提案に対するたもかく株式会社の対処と方針

    たもかく株式会社とみんなの森協同組合では、田舎暮らしという言葉も一般的ではなかった時代から、
    都会の人の田舎暮らしや気軽に田舎へあそびにこれる機会や環境を作ることに真剣に取り組んできました。
    良いところだから来て下さいという宣伝よりも来たい人を出来る限り受け入れる、
    むしろ来てみてがっかりしないように地域の欠点などマイナス情報について知ってもらうことをプラスの情報提供以上に重視してきました。
    その上で来てくれる人を大切にする、嫌になったときにも気軽に出ていける、
    また来たくなったらまた受け入れるということに力を入れてきましたし、
    これからもそういう方針でやっていきたいと考えています。
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